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【コミュニケーションツール】は対話ばかりじゃない今の時代なので

最近テレビで「毒親」に関する番組をやってました。俗にいう「モンスターペアレント」とも少し違うのですが、同じように子供に自分の思いを入れ込みすぎるあまり結果的に子供の人格形成や将来に多大なる影響を与えてしまう、子供の感情をないがしろにしてしまう危険な考え方や、行動、言動についての紹介がされていました。

 

自分自身もこと野球となると、子供より先に甲子園やプロで活躍する息子の想像をして色々考えてしまい、何かと関わろうとする自分がありました。今思えば、そこに子供の意見や想いを置き去りにして自分の考えや意見を優先させたり、小学生・中学生・高校生と成長する中である程度は子供に見合う路線を勝手に作っていた部分もあると思います。その当時はまだ右も左もわからない子供の時に「どこにするんだ?」とか聞いてもそれは我々の時代と違い今の情報があふれる中ではその選択肢はあまりに膨大で、かなり酷なことでもあります。特に首都圏では様々な要因がありますので、大人の経験や目線である程度、子供に対する環境の選択肢を与えていたこともあったでしょう。その点については各ご家庭の背景が違うため一概には言えない部分もあります。あまり進路にかかわってもらわなかった自分からすれば、子供にとっては良いのかな?とも思いはしました。しかしそれが正解だったかどうかはわかりません。おそらくかなりの自主性や自立の機会を奪った可能性もあります。よくチームの指導者からは「親御さんに感謝を忘れずに」という指導を子供たちにしていただきます。しかしながら実際しっかり感謝してるか、できてるかは個人個人その差があるはずです。

 

植物や生き物を育てるのでも難しいのに、ましてや人間の子供の人格形成にかかわったり、成長に携わっていくことは並大抵のことではありませんよね? 親や大人達のちょっとした声掛け、一言でその子供の将来にものすごく影響を与えるということを考えると、本当に子供のことだけ考えるのではなく、自分の言葉・振る舞い・行動もしっかり考えないとならないでしょう。

人それぞれなのでどれが正解かはわかりませんが、野球を終えた我が家では今になって、もっとこうしておけばとか、ああしておけば、とか子供にとって何か役に立ったことややってよかったと思ってくれてるのか?非常に反省の念や不安が出てきます。子供はまだなかなか素直に感謝を伝えられる年代ではないですので、そのあたりの答えを聞けるのはもっともっと先かもしれません。(◞‸◟)

 

ただ、やはり野球に限らず様々なスポーツや活動を行っていく中で、チームの指導者の方々や父兄、家族の方々が子供と、またひいては周りの方々、チームの方々と対話を重ねたり、自分の子供に限らず子供たちとコミュニケーションを取ったり、野球など様々な活動をするたった数年の期間ではありますが、しっかり大人が見てあげることは非常に大事なことだと思います。

私もチームの父兄の時は極力子供たちに声掛けをしていました、またほかの父兄の方々にも5分でも10分でも、1打席やキャッチボールでもいいから子供たちを見に来てください・・と伝えるようにしていました。特に小学生の子供たちは親が見てくれることで大きな力を発揮するケースがあります。よくちっちゃい子がママに「ママ見て!見て!」としつこく呼ばれた記憶はみなさんあるはずです。自分ができたことを見てもらって褒めてもらったり、失敗しても親から「あのスイングよかったぞ」とか「球が速くなったな」とか何気ない一言はほんとに子供たちの活力に、次のステップへの糧になってるものと思われます。チームのお父さん方の中には必ず野球の日は一緒にお風呂に入って話を聞くという方もいらっしゃいました。

 

親ってついついできないことを責めたり、叱ったり、激励のつもりできついことを言ったりしてしまいがちです。(特に父たちは・・)(*_*) これ実はかなりの逆効果なんですよね、、指導者の中にもものすごい言葉を浴びせたり、怒りまくって現場放棄したり、・・・まあよく聞く話です。この辺りを改善していくにはまだまだ時間がかかりそうですが、だいぶ世の中変わってきた気はします。それは単純に「コンプライアンス」という点から改善されてる部分は大きいはずですが、もっと子供の目線に立った指導が浸透していってほしいものです。

 

話は最初に戻りますが子供達に接していくためにも親はもっともっと勉強やコミュニケーションが必要なんだろうな・・・、、もっともっとコミュニケーションをとってればよかったな、、、といまごろ身に染みています。当社では5年位前に寄せ書きの新たな形として、そこに指導者からのメッセージを込めた「野球通信簿」やバスケ・バレー・サッカー・ソフトなどの通信簿形式の寄せ書きを発売しました。こちらはあくまでも卒団・卒部の記念品としてのものではありましたが、実際に記入した監督さんたちからも、子供のことを一人一人じっくり考えて、時間はかかったけどその子の為にメッセージをかけるからすごくいいとお褒めの言葉を頂だいたりしました。半分通信簿みたいに実際のプレーの評価を面白おかしく書き込んだりできるので、あの行では足りないとも言われましたが、ご父兄や選手にも好評で喜ばれております。

 

そのような観点から今回新たに、なかなか低学年の子供に聞いてもわからないグランドでの子供たちの様子がある程度わかり、いわゆるチームの指導者の方々と子供のご父兄の方々との一種の交換日記的な、リアルな通信簿をジュニア向けに発売してみました。書き込む監督・コーチは大変なんだと思いますが、なかなかグランドに来られないご父兄とのコミュニケーションであったり、普段グランドではどんなことをしているかわからない点や、ご家庭ではわからない子供たちの一面を理解する一つのツールとできたら何よりです。またこの通信簿により子供に何が足りないのか、何を頑張ってほしいのか、より具体的にご家族でフォローし、子供と会話したり、子供が次に頑張れる指標となるように開発しました。今後さらに広げていきたいと思っております。

まずは「Jr用野球通信簿リアル」の中身をご確認いただければ幸いです。

 

 

 

 

 

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