野球と犬と子どもたちがもたらす、家族のやさしさと素敵な時間
週末はグラウンド、平日も自主練と、野球一家の毎日はとても忙しいですよね。そんな中で、家で待っているワンちゃんは、もう一人の大切な家族。今回は「野球人とワンちゃんの関係性」をテーマに、子どもに与える良い影響や、犬と野球生活をうまく両立する工夫について、一緒に考えてみましょう。
1.ワンちゃんが子どもにもたらす“いいこと”
ワンちゃんって、子どもが小さい時に飼うのを少しためらったことありませんか?
我が家でも、下の子が小学3年生の頃にちょうどそんな時期がありました。少しわがままで、人へのやさしさに欠ける部分があった息子…。
ある日、友人から数日だけワンちゃんを預かることになったんです。
最初は犬を怖がっていた息子が、日が経つにつれて、食事を気にしたり、なでてあげたりと、少しずつやさしさを見せるようになりました。
その後ワンちゃんは返してしまいましたが、寂しそうにしている息子を見て「犬と一緒に暮らすって息子の教育にとって、すごくいいのかもしれない」と思い、
我が家でも迎えることになりました。
犬と暮らすことで、子どもは「ごはんや散歩をする責任感」や「気持ちに寄り添う共感力」を自然に身につけていきます。
さらに、近所の人や仲間と挨拶する機会が増え、社交性も育まれます。 野球での勝ち負けを経験する中でも、また、チームメイトとやさしさをもって接することって、
非常に大切なことですよね? 嫌なことがあったり、試合に負けたり、失敗して落ち込んで帰っても、家に帰ればワンちゃんが待っている。
その存在が、心の切り替えを助けてくれることも多いのです。
2.野球生活に溶け込む“犬との日常”アイデア
野球の練習や試合に追われる毎日、家で待つワンちゃんの存在ってどうしていますか? 最近「犬は人間の3倍の速さで時間を感じる」という記事を目にしました。
えっ?…ということは、朝6時に出発して夜8時に帰宅する遠征だと、13〜14時間のお留守番。でもワンちゃんにとっては約40時間。
つまり“2日間近く大好きなご主人様や家族を待っていた・・・感覚”になるんです。そう思うと、日常でどう犬と関わるか、とても大事になってきますよね。
うちでも最初は「練習で疲れてるし…」と帰宅後につい犬の相手を後回しにしてしまったことが何回もありました。
でもそんなとき、玄関でしっぽを全力で振って待っている姿を見て、「やっぱりこの子にとっても今日一日のハイライトは“家族が帰ってきた瞬間”なんだ」と気づかされたんです。
子供もワンコも全力プレー⁉︎
例えば、
①練習前後にちょっとした散歩を取り入れる
②試合の“勝利のお祝い”に犬も参加させる(おやつをあげるなど)
③子どもに犬のお世話を分担してもらう etc
こうした工夫は、野球生活と犬との暮らしを両立させながら、家族の絆も深めてくれます。帰宅後の“犬との時間”があることで、子どものリフレッシュにもつながります。
またお茶当番やら遠征で長い運転をしてきたパパやママたちも同じようにその疲れをいやしてくれるんですよね・・。
3.試合や遠征で家を空ける時の“お留守番対策”
試合や遠征で一日家を空けると、ワンちゃんの“お留守番”が気になることってありませんか?
長時間になると、どうしても寂しさや不安を抱えやすいもの。そこで、安心して待っていてもらうためにできる工夫があります。
まだ帰ってこないよ・・・
いまではうちも もう1匹のワンコがいるのでそうでもないですが、今思えば、当時そんな知識のなかった私たち家族のせいで、
先住のワンちゃんには本当に大変でつらい思いをさせてしまっていたのではないかと感じます。結構試合のときなんかワンコそっちのけで、野球に没頭してました。
・・・とはいってもなかなか2匹、3匹飼うのも大変な話です。
そんなワンちゃんたちのためにこんなアイデアもありますね
①知育トイにおやつを入れておく
②ペットシッターや近所の人に短時間のお世話をお願いする
③家族の匂いがするタオルをそばに置いておく
④ペットカメラや音声でコミュニケーションをとる
大切なのは、帰宅後にたっぷり遊んであげること。ワンちゃんが「待っていてよかった」と思える体験を積み重ねていくことが、信頼関係につながります。
4.グラウンドに連れて行く時の“ちょっとした配慮”
息子がいたチームでは、ワンちゃんを飼っている家庭が多く、グラウンドに連れてくることもよくありました。
うちもたまに連れて行き、息子と会わせたり、みんなにかわいがってもらったり…。
でもその一方で「他の子どもたちや練習の迷惑にならないかな」「マナーを守れているかな」と、周囲の目が気になった経験もありました。
特に夏の暑い日、散歩がてらすごく何キロも歩いてグラウンドに連れて行ったことがありました。
散歩もいいけれどグランドって意外に日陰などのスペースが少なく犬がぐったりしてしまい、慌ててテントに避難したこともありました。
あの時「人間より先に犬の体調を気にしなきゃ」と痛感しました。
そんな時に意識したいのは、次の3つの配慮です。
①グラウンド周辺では必ずリードをつける
②試合後に犬と触れる前は手洗い・足拭きをする
③子どもが犬と遊ぶ時は大人が見守り、無理な抱っこや引っ張りを防ぐ
このような“ちょっとしたマナー”を心がけることで、誰もが安心してグラウンドで過ごせるようになります。
まとめ
ワンちゃんは子どもに責任感ややさしさを育む大切な存在。
野球生活で忙しい家族でも、練習前後の関わりやお留守番の工夫、グラウンドでの配慮を意識すれば、犬と人が一緒に心豊かな時間を過ごせます。
野球の喜びも悔しさも、そして帰宅後の癒やしも、ワンちゃんがいるからこそ家族で深く共有できるのではないでしょうか。
そんな野球とワンコライフを楽しんで、とにかくお世話が大変なママさんたちの「心を癒してくれる」子供や犬にはそんな大切な存在であってほしいものです。
いつも家族で楽しくね